映画 「ベティ・ブルー」

電子うさぎ

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「ベティ・ブルー」という映画。

何回見ても、やっぱり新鮮なので、頭の中で再生しては見ていますが・・・。

もう一度、画面から見てみたい一本です。

それにしても、37.2℃って、本当に何もやる気がなくなる体温で、混ざらないゼリーのような気持ちになります。


で、「ベティ・ブルー」を頭に入れたまま、「インド夜想曲」という映画を観てしまったのは、そのずっと後なのですが・・・

映画「インド夜想曲」にいきなり飛んだのは、ベティブルーの役者さんかも?と思ったからです。


この映画・・・忘れられません。

こういうストーリーは、本来なら原作を読む事も必要なのでしょうけれど、原作を読んだら抜けられなさそうなので遠慮しています。

映画の中で、たった一つ覚えているセリフは「人は二通りの人生を生きる」というくだりです。

DVDで鑑賞中だった私は、そこで再生をストップして、暫く放っておきました。

「なるほどっ」と思ったからです。


原作が何語で書かれているのかは分かりませんが、原作の言語で読まなければ、本当の所は分からなそうな「人は二通りの人生を生きる」のくだり。

この辺りで「!」と思いまして、その後はパズルのピースがはまっていくように思いました。


この映画を観た時に、まさに「そこを考えているところ」という感じで、「なんで私の記憶は二つに割れてしまうんだろう。脳のビョーキか?エラーなの?」と思ってました。

しばしば、映画は考える追い風になります。


いろんな国の個人個人から「人生とは~である」という、ある種、その人の持っている人生観と言っても大げさではない言葉を教えてもらえる時があるのだけれど、「その一言に行きつくまでに、どれだけの事を乗り越えてきたんですか?」という感じの人が多くて、ホッとしてしまいます。

私はまだ、一言で「人生とは~だ」と言い切れるほど、チャンと生きていないので、なんだか申し訳なくなります。


「インド夜想曲」の原作者がどういう人なのかは分かりませんが、結構苦しんでいたのではないかと思います。

私は、途中まで二通りの人生を生きてきたつもりでしたが、私にはそんな器用な事は出来そうもありませんでしたので、「一通り半程度」で、折り合いをつけてしまいました。

生活をするというのがオマケみたいな感じなので、ヒトの半分なのだと思っています。

いってみれば、半人前。人間が足りない。

それでも生きていられるのだから、奇跡なんじゃないかと思ったりします。


私は、もう覚えていない頃から「心地よい眠り」というものを知らずに生きてきてしまいましたが、映画・インド夜想曲を見ている間に、「これは夢なんだろうか?現実なのだろうか・・・。現実の中で見る夢に近いなあ・・・」と思いました。

多分、映画を観ている途中で何度かウトウトして、映画と夢が混同しています。


現実と夢をハッキリ分ける境界線というものも、目に見えないものですから、時折フッと体が消える瞬間があります。

朝まで眠れなくて、日の出前の海を見に行って、日の出を待っている時とかです。

そこに座っているのは私なのでしょうけれど、本当はそこが存在しているかどうかは、自分でも曖昧になる時があります。


夜明け前と黄昏時は、そんな感じの曖昧さがあって、この映画の「夢心地に漂う」という深夜の静けさの中の、動かない空気ごと存在している感じも、結構好きです。


映画「ベティ・ブルー」の主演女優さんは、「あれ?」という映画に出てくれてて「なるほど、この人じゃなくてはできない役でしょうね」と思ったり。(映画「Night on Earth」(ナイト・オン・ザ・プラネット)/ジム・ジャームッシュ監督)


フランスの、ゼロをひねって、8の字にしたみたいな映画は、エンドレスなので眠れない時にありがたいです。


何でこんなに映画ばかり見ているのか分からないのですが・・・

人生で初めて映画館で見た映画が、思い出すと遠い月日が経っているようですが・・・
「イウォーク・アドベンチャー」だったらしいという事に最近気がつきました。

こんなホノボノしてました↓
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父よ・・・
私が映画が好きになってしまった原点は、イウォーク・アドベンチャーを見に行った事でしたよ。


山で育ち、川で遊び、そこから色んな都市や国に放浪して、今は、海辺で「半分しか人間でない生活」に安寧・安住しております。

父が初めて映画に連れて行ってくれた時、楽しいとか嬉しいとかじゃなくて、「安心」でした。

戦場実家での父とは全く違って、安心しました。

機能不全家族というと、表ではいい顔、密室では大暴れとなるのでしょうけれど、父は元々暴力が大嫌いなので、サイコパス(実母)から逃げるようにして、私や時々は弟と神社やお寺さん、名所旧跡、ホームセンターから、川辺で凧揚げ、牧場、や海や川で釣りしたり・・・。

くるっている母親から、一緒に逃げられて楽しかった。

ただ、どうしても「遊園地」はダメでした。(母が「行く」いうと、父は「行かない」と言い、修羅場勃発でした。流血の惨事になる前に止める方法は、力の無い私にとって知恵を使う事だけでした。気が違った母でも笑わせれば狂気の咆哮は静まります)

今は管理が厳しくなってしまった映画館でしたが、私にとっては、映画館は「安全な場所・一息つける場所」になりました。


それにしても、映画が好きになったきっかけが「イウォーク・アドベンチャー」だったとは。しかも、スターウォーズの本編ではない所がまた、何とも言えず良い感じです。
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最終更新日2018-11-26
Posted by電子うさぎ

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