断薬後考/ 抗精神病薬、抗不安薬で失ったもの

電子うさぎ

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断薬後、一週間ぐらい経ちました。

毎日が過ぎるのがとても速いです。

なんやかんやと、色々な事を不安や恐怖を感じない生活をただただ楽しんでいます。

でも、まだ、「普通の当り前の日常生活」というものからは、遠く離れている感じがします。

その理由として・・・

精神科処方薬を処方されてから23年位の間、脳をマヒさせていたので、生き生きとした記憶が処方された当時のまま止まってしまっています。

その間、頑張って「フツウ」を演じてきましたが、感覚が処方された当時なので、「ここは日本だよね?でも、全く違う国にいる感じがして、どうやって馴染めばいいか分からない」と、異国情緒に包まれた新生活がスタートしたと感じています。

ただし、今はベンゾでマヒした感覚はありませんし、ベンゾで増幅させられていた恐怖感や不安感はゼロです。

心だけ、というか、脳が動き出した時に指標となる物は「処方される前の正常な脳の活動と記憶、感覚、感性等々」なのだと思います。


しかし、20年以上も生きているのに仮死状態になっていた脳を再起動させるのは、ちょっと怖いです。

処方される前の当時の日本と、今の日本は全く別の価値観になっていて、システムも、思想も何もかも違っています。


その「空白の20年以上」を埋めるのは、一人ではちょっと怖すぎるので、夫に手伝ってもらおうと思います。

外出とか、色々なシステムの使い方とか(一応何でも使えるようにはなっていますが、断薬したら、それらの事が曖昧になってしまった感じがします)・・・。

買い物も、ベンゾで視野が狭くなってしまったものが、断薬によってかなり広範囲に見えるようになりましたし、色彩も戻ってきましたが、今はまだそれが「刺激が強いなあ」と感じます。


それでも、心がゆったりして、作られて増幅させられた恐怖はゼロですし、感覚も感性も戻って来ていて、精神的にとても前向きになっています。不安があるとしたら、「この先、この国に馴染めるまでにリハビリだなあ」と、不安とも取れないような漠然としたチャレンジ精神程度です。


断薬してからプラスカウント(一日経ったら、DAY-1)とするようにしているのですが、本日はDAY-7です。

あっという間の7日間です。

40半ばで、その半分が消えてしまったけれど、なぜか悲観していません。


悲観するよりも、猫さんに出逢えて(亡くなった)、その猫さんと過ごした感覚は凄まじいもので、クスリでマヒできない程、強烈な記憶と感覚がきちんと残っているからかもしれません。

私は、断薬したら「過去のマヒしていた時の記憶が全て曖昧になってしまうのではないかと思って怖い」と思っていましたが、それが無かった事は、本当に良かったです。


断薬して、減薬時に比べたら、その何十倍も体調がよくなっていて、何でも動けてしまうという心地よさを感じています。


消えてしまった20年以上、私の半生。


でも、今日、今が訳もなくなんとも楽しいのです。


私の半生を奪ったベンゾジアゼピンと抗精神病薬に対しては、怒りというより、「製薬、薬物によるクニやカネの流れとビジネス。人の体や心を無視した傲慢で独りよがりな、巨大な組織の中身」がハッキリ見えた事で、自分が何から身を守らなければならないのか、よく分かりました。

もちろん、私を虐待した母親と同じ種類のクズを弾くのも当然ですが、そういうクズを自分の人生から思いっきり弾く事に罪悪感を持たずにいられるようになったのは、減薬の終盤に差し掛かった時からで、断薬後の今は「クズ禁止」と、クズに対してはなんとも思わなくなりました。


一つだけ、どんな薬が私の脳をマヒさせて仮死状態にしていたとしても、手元に残っている物事や大切なもの(感性・感受性・想像力・好奇心・思考能力・心配りなどの全ての動植物に対する愛情・想像力・やりたい事に対する姿勢)は奪えなかったようです。

虐待されていたため、解離させておいた脳の防御反応が功を奏したのかもしれませんが・・・


精神科処方薬を飲む前の年齢には戻れないし、その時代の日本はもう無いし、自分の年齢も嘘をつけませんし・・・


クスリ(ドラッグ)で失ったものは、大きいのかなあと思ったのですが、精神科処方薬を処方されて服用するまでの、自分の感覚がまるで冷凍保存されて解凍されたようで、落胆というより、「純粋な感性を薬から守り切った」という自信で、帳消しな感じです。

本当にやりたい事を精神科処方薬を服用する前に、しっかり方向性を定めて置いた事で、その感覚を生き生きと生きていられるし、今からやるのも、ドキドキワクワクです。



実は、減薬途中に、何度も何度も「遺書」を書きました。

それほどまでに辛かった事を乗り越えた自分の生命力と脳の機能の「生命の維持のために頑張る司令塔」が信じるに値するものであったことの方が嬉しいです。


幼い頃からの精神的な虐待、DV、パワハラ、他にもプライベートで沢山の事がありました。
立て続けに、大切な人が何人も無くなっていくという期間も長くありました。

でも、今、生きてます。


失ったものは、「薬に仮死状態にされていた二十数年間」という「時間」です。
(精神年齢が20代で止まってしまっている・・・)

失ったものよりも、「生きている感覚を取り戻す事が出来た」という達成感の方が大きいです。

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断薬後、ベンゾジアゼピンの後遺症は今の所、全く出ていません。
(身体的な不具合とか、精神的なネガティブな不具合など)


減薬を急がなかったので、無理をせずに自分のペースでクスリを減らし続けた事で、減薬中に不具合もろとも徐々に快方に向かっていたのだと思います。

ですから、減薬の速度や、減薬のスピードは「スケジュール通り」にやる必要はないと思いますし、断薬までの期間を決めてしまって、自分にプレッシャーを与えないようにと心に決めてから、減薬スタートをする事で、ちょっとは楽なのではないかと思います。



いつの間にか・・・

ドラえもんと同じ模様の仔猫が大暴れして、人生を謳歌していますが、「そうだねえ、生きるってそういう事だよね」とのんびり眺めています。

仔猫の寝言はとてもかわいいです。

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最終更新日2018-11-29
Posted by電子うさぎ

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