+ イヤーマフ(聴覚過敏のお薬より効く対処法)

電子うさぎ

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私は、幼い時から「うるさい」と感じることが非常に多かったです。

小学校に入るまでは、田舎育ちの私は家にいることも少なくて、ほぼ、自然の中で生活していました。

両親がギャーギャー言っていれば、家の外に出てしまっていました。


小学校に上がった6歳の時、四角いコンクリートの中にたくさんの子供たちがいて、ものすごい奇声(にしか感じなかった)を聞いていて、休み時間に廊下の隅か、閑散としたスペースや、図書館に避難していました。

授業中はその四角い箱の中に、沢山の人が居て、「こうしなさい、ああしなさい」が出来なければなぜか怒られて、へとへとで、奇声と命令通りに行動しなければならない閉塞感から逃れるために、やはり、自然の中に走りこんで「人の声・音」から無意識に逃げていたように感じます。

家に帰れば、親が怒鳴りあっている。兄弟が大声でわめいている。
学校に行けば、奇声と先生の威圧的な命令と、規則・ルールでがんじがらめで、分刻みのスケジュールで、教科書一冊忘れただけで心臓が縮み上がりそうなほどでした。

深夜の人の音が聞こえなくなった時に勉強をし始めたのですが、「家の中が危険」だと、ほかに気を逸らす事も多くて、成績はトップには届かず。

同時に、家事・雑事をすべてこなしていたので、自分の時間は「自然の中で姿を消す」か、「図書館の隅で姿を消す」という事で、何とかしのいでいました。

ずっと「うるさい」と感じていたのは、人の出す「人の気を逆なでするような無神経な人工的な音。罵詈雑言や怒声」が非常に「うるさい」と感じていたのでした。

それと同時に、自然界の音もすべて聞こえてきて、雨粒一粒落ちる音が聞こえるので、自然界の音はうるさくないのですが「なんでそんな音が聞こえるのだろう?」と思っていました。


猫さんと暮らしている時は、猫さんは足音を立てないか、楽しい時ははしゃぎますが、人間の出す音に比べたら、静かなものでした。(可愛いからうるさく感じなかったのかもしれません)

猫さんがいた時は「猫さんの気配」がすれば、大体分かったのですが、人間はとにかく音を出します。

私が夫と暮らし始めて、私が動く時、あまりにも静かなので、私が夫の後ろで何かしていると「わっ!おどろいた~~~~!」って本気で驚くので、「なんででしょうね?」と思っていたのですが、自分にっとって自分の出す音もうるさかったので、音を出さない癖がついていたのでした。
ごめんなさいでした。少しは音を出した方が良かったのかな・・・と、思って、それからは、ちょっと声をかけるようになりました。
(ビックリさせるとか、驚かせるのは申し訳ないし、自分が嫌だから)

そんなこんなで「こうなったら、耳をふさげば、もしかしたら少しは、音に怯えずおおらかになれるかもしれない」と思い、耳栓(イヤープラグ)を買いました。

それまで眠れなかったのですが、耳栓ひとつで眠れるようになったのはビックリでした。

でも、耳栓だと装着するまでに数十秒かかります。

「ひょっとして・・・」と、検索したら、「自閉症、聴覚過敏、発達障害」というキーワードもありましたが、「もしかしたら、全ての音が聞こえ過ぎているのではないのかなあ?」と、やっとこさっとこ気が付いて、「イヤーマフ」を購入したら、静かな田舎であっても、心が落ち着きました。

心理学に、「カクテルパーティー効果」というのがあって、「雑音の中でも、聞きたい音だけはしっかり聞こえてくる」という研究結果があるのですが、私は、「パーティーの中の音がすべて聞こえてしまう」という状態でした。


私は、勉強や読書はできるし、人とコミュニケーションも取れますので、自閉症っぽいけれども違うし、発達障害とも少し違うと思います。

「音がうるさいから集中できなくなることもあるけれど、自然界の音は全くうるさくない」というのは、「人工的な音に対しての聴覚過敏」なのかもしれません。

この間、カーレースを見ていたのですが、イヤーマフをしているマーシャル(レースを支えている沢山のボランティア)・ピットクルー(ピットに入ってくる車のメンテナンスをする人・メカニックと、車を走らせるための仕事をする人・ピットにいる技術者・レースの動向を秒刻みでコントロールする人等)と、観客のほとんどがイヤーマフをしていたので、「あ、いいんだ」と思いました。

田舎でも工事が有ったりしますので、その間は耳栓を使っていましたが、耳の中が圧迫されたり耳鼻科に行かなくてはなりそうだったので、ちょっと困っていたのでした。

イヤーマフは、ず~っと装着していると、余計に耳が良くなって、聞こえなくてもいいものまで聞こえるようになると思うので、なるべく外していますが、「どうしても!」と言うときに、タイムラグがなく、サクッとはめられるし、ヘッドホンみたいに見えるので、この田舎に限ってはですが、「音楽でも聞いてるんだろうね~」と理解してくれる人が多くて助かります。

イヤーマフは、慣れるまで、少しだけ圧迫感を感じます。

それ以前に、村の人や通り過ぎる人が、私がウォーキング・ジョギングの時にヘッドホンをしていたので、その格好に慣れていてくれたのも幸いしました。


聴覚が過敏なのは薬では治りませんので、イヤーマフや耳栓が対処としては、今のところベストだと感じています。

イヤーマフに寄りますが、全ての音を遮断するのではなく、「音が刺激ではなくなるぐらい軽減される」というぐらいの物の方が多いと感じます。


私は、大都市圏のように24時間、人のノイズがあるところに住んでいるわけではないのですが、それでもダメなら・・・と、イヤーマフを時々装着しています。

装着時間は短時間ですが、心が落ち着きました。


聴覚が普通の人でも、何かに集中したい時は、イヤーマフか人の声は何とか聞き取れる耳栓は有効なのではないかな~って思います。


あまりにも辛い時には、村から出れない今の状況でも、少し行けば自然の音しかしませんし、耳を休めて心もホッとする工夫は、私には必要でした。


イヤーマフや耳栓にもいろんな種類がありますが、どちらも「きゃ~!って言う程値段が高い」とうものでもありませんので、「ざわざわする」「心が不安定」と言うときにも、もしかしたら少しは役に立つのかもしれません。


聴覚過敏は、猫さんと暮らしている時に分かったのですが、猫さんは「どんなに小さな音、どんな気配」であっても分かりますので、お互いに「静かな生活」だったのかなあと思います。

夫も静かに話す人ですし、私も静かじゃないと自分がうるさいので、村の人からは「静かな家だねえ~」なんて言われちゃったりしますが、「そういう家だ」と思ってくれているみたいで、本当に助かります。


私は、飛行機が好きで、家の上空が航路になっているのですが、そういう音は「好きだから」うるさいと感じないのかなあとも思います。

環境によって、とか、好きなもの嫌いなものの音って違うと思います、そういう事って結構大切なのかもしれません。


都市部に住んでいる方、お仕事で集中した方は、時や場所によって、対処の方法が少しでも多い方が気持ちが楽に過ごせるのではないのかな~って、思います。

楽しい時は「うるさい」と感じないのは、やはり、「好きなことをやっている時」とか、耳・聴覚って心の動きに連動しているのかなあ。



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最終更新日2018-11-26
Posted by電子うさぎ

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