+ 猫さんに教えられたこと

電子うさぎ

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猫さんが居なくなってから、5か月・・・と、ちょっと。

ブログに何かを書いている時間でも、常に、猫さんの気配を探していました。


最近よく聞く言葉で「時間薬」という言葉があります。


時間が経てば、現実を受け入れられるのかと思ったけれど、私は猫さんが側にいる感じがしてならないのです。

でも、ぽつぽつ、猫さんの事を表に出せるようになってきました。

言葉とか、文章とか、猫さんにあてた毎日の日記とか・・・


猫さんは、生まれた時から「サバイバー」という環境にいました。

あんなに気高く、崇高な生き物を、私は他に見たことがありませんでした。

喜怒哀楽がとても素直に出て、なんだかいつも楽しそうだし、気を抜いている時は完全に無防備で、本当に大切なことを教えてくれた猫さんでした。

私が幼いころに出来なかった事を一緒にやってくれました。

無心で遊んでくれたり、ごめんね、ありがとうねを素直に言えるようになったり。

猫さんは、ヒトと比べて小さい体をしていますが、神様級の器を持っているんだと思っていました。今もです。

一緒に育ってもらって、今、私は生き物になれたと感じ始めています。


彼女は強かった。誰よりも強かった。だから、私は「猫さんになりたい」と思い続けていました。

今、不思議と不安ではありません。泣くことはあるけれど。

なんというか、ものっすごい温かいものに包まれているという感じがあります。


家の中でも音が聞こえてきたり、鳴き声もしますし、気配もあったりなかったりですが・・・


一時期「猫さんの事を忘れてしまうのではないか?」という得体の知れない恐怖に駆られたこともありますが、不思議と、どんな場面も忘れていないことを知ります。


夫との出会いも不思議でしたよ。

夫が初めて私の安アパートに来てくれて、のんびり話をしていたら、猫さんがトコトコと夫の方に歩いて行って、その胡坐の中で眠ってしまったんです。

色んな人が家に出入りしていたのですが、猫さんが誰かの膝に乗ってグーグー寝ちゃうなんてことはありませんでした。

「この人は、安全だからね。電気うさぎちゃん」。

で、今の夫は、猫さんが決めてくれた人です。


毒母の影響で、ヒトに対する免疫はほぼゼロで、でも、ニコニコしながら膝の上の猫さんを撫でている男に「なるほど」と思ったのでした。

賢い猫さんです。私が男の人を怖がっているのを知っているので、「ここは大丈夫」と見せてくれたんだなあと思います。

それから16年。

夫は、「大丈夫な人なまま」です。

私は「普通」の家族を知りません。毒母からの身体的・性的・精神的暴力の中で育ちました。

でも、猫さんが教えてくれました。「一緒にいてね。自然でいられる人たちの事だよ」って。


私も、猫さんにはたくさん迷惑をかけました。でも、ひとつだけ誓ったことがありました。

「私は、母親にやられたことは絶対にしない。やってほしかったことをしてみる。」でした。

抱きしめる、撫でる、話をする、話しかける、一緒に遊ぶ、お互いの気分のいい場所を侵さない、言葉でも態度でも雰囲気でも自分がやられて嫌だったことは決してしない、夫婦喧嘩は猫さんが居ない場所に車で行ってから、拒絶しない、馬鹿にしない、自分の都合よく扱わない。猫さんの喜怒哀楽を否定しない。束縛しない。助ける時は体を張る。猫さんの存在が嬉しいっていつも思っていました。

もっと色々ありますが、猫さんが、伸び伸びとして楽しそうだったらそれで嬉しい。

猫さんが一人になりたい時は、邪魔をしませんでした。

出来た母親じゃあなかったけれど、猫さんの存在がありがたかったです。


そして、猫さんが教えてくれたことがあります。

一番大切な事。

「逆らわない事」です。
無理にこうしたいとか、こうすべきが無いという事、自分のいる場所に逆らわない、何を言われても逆らわずスルーする。今、その時を生きる事。好きなことに逆らわず好きなことをする、嫌なことに逆らわず嫌だとはっきり言う。生きたいと思った場所に行く。あきらめない。嫌な思いを引きずらずに前を向く。物欲に駆られない、カネに意味を見出さない。自分を大切にする。
すべて受け入れて、そうやって生きていく。

全部私が出来無かったことでした。

きっと、まだまだ出てきます・・・

私にとって、猫さんは「ペット(愛玩動物)」では、ありませんでした。

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最終更新日2018-11-26
Posted by電子うさぎ

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