+ 心に傷を負った者同士が喫茶店に行った昔話

電子うさぎ

電子うさぎ

20代後半ぐらいになって、やっとネットが普及して「被虐待サバイバー」と言う人たちが声を上げる場所が出来た。

私も、BBS(掲示板)の管理人をやっていたこともある。手作り感満載なんだけれど、ほんわかした壁紙とかだったような気がする。


心に傷を負っていると、自分の傷が痛くて痛くて堪らなくて、人にその痛みをぶつけてしまう人も、もちろんいた。
炎上に至らないように、管理者としての私がいつも仲裁に入っていたのだけれど、どちらかを追い出すというような事は思いつかず・・・

「痛かったんだよね・・・。大丈夫じゃないって分かったから・・・、落ち着いて話してもらえる?時間が出来た時や、今は話せるな~って思った時に。話している内容にレスが付かないようにした方が良いのなら、そうするから、書いた後に「レス不要」とでも書いてね。いつでも待ってるから」と、痛みを抱えた人が爆発してしまった時に、「待ってるからね」と伝えると、数日から1週間ぐらいおいてから「話に来たよ~」と言ってくれる。

「お久しぶり。おかえり(^^)」と、管理者の私は応答する。

その人の話をじっと話を聞いていてくれた他の人は、ポツリポツリと、それぞれの言葉で、傷ついた人がホッとする言葉をかけたり、なんか、どの人も優しかった。

でも、ネットのBBSの管理人は、365日で、24時間誰かが書き込むので、「お休み時間が無い」という事に、後から気が付いて「管理人が、ギブアップです。せっかく顔を見せてくれる人たちが安心してくれているのをホッとしながらでしたが、掲示板の管理自体が無理っぽいので、勝手ながらBBSを閉じさせてください」と言うアナウンスをしました。

今では、そのBBSはありません。

惜しんでくれる声も多かったのですが、中に、「私(HNなので、性別は分からない)が、他で立ちあげます」という方がいらして、その方の協力もあって、集まってくれていた人、立ち寄ってくれていた人が戸惑わないように、引き継いでくれた事には心から感謝しています。


さて、本題の前に、BBSの話をしたのは、スマホもなく、携帯も高い通話料で、ネットのサイトも全部手作りの時代だったので、なんというか、「人間味」がそのまま出ていました。という時代だったという事をお伝えしたくて。


そういう中で、住んでいる場所から、結構遠いのですが「管理人さんに会ってもいい?」という人が居たので、中間地点で会ってみました。

お互いに傷を抱えていますので、終始無言。でも、楽なんです。

喫茶店に入って、4時間ぐらい、向き合ったまま「無言」なんだけど、お互いホッとしてるという(笑)

最初は「緊張しますね」とお互いに言っていたのだけれど、次第に安心しすぎて、目の前の飲み物にも手を付けるのを忘れていたという(店主さん、ごめんなさい)。

その場所と時間を共有できたのは、お互いホッとしてるので、単に「言葉もいらなかった」というだけなんだけれど、やけに暖かい記憶として残っています。


心に傷を持った者同士って、会うと、猫さんの集会みたいに静かです。

猫さんが集会をやっていると、居心地のいい場所でなんとなくくつろいで無理なく「場の雰囲気を共有している」という風景ですから、田舎の村に来て庭で猫さんの集会を見て「あ、こういう事だったんだ」と、後から分かりました。




フラッシュバックから約24時間ですが、やっと落ち着いてきました。このぐらいで回復できると、まあまあ楽です。

関連記事
最終更新日2018-11-26
Posted by電子うさぎ

Comments 0

頂いたコメントは公開しておりません。

+++コメント・メッセージ・感想はコチラへ+++

頂いたコメントや感想は、表示いたしません。
ご自由にご記入くださいね
(すみませんが、お返事はしておりません)